従業員からの訴訟提起。訴訟上の和解で請求額の3割で和解をした事例

ご依頼の背景

従業員同士が工事現場で暴力沙汰の喧嘩。怪我をした従業員が会社に対して、会社の安全配慮義務違反を理由に治療代や休業損害、慰謝料など高額の損害賠償を請求。

事務所の対応

従業員側に弁護士がついていたので交渉段階で会社側が当事務所に依頼。金額が折り合わず交渉は決裂。従業員側が訴訟提起。訴訟が始まった後会社側に、現場での従業員同士の喧嘩なので安全配慮義務の範囲外と主張。最終的に裁判所から和解勧告があった。当初は請求額の7割程度の和解を勧告されたが最終的には請求額の3割程度で和解した。

前島憲司弁護士のコメント

会社が従業員同士の喧嘩まで責任を負うのか疑問のところもあったが、仕事中での出来事であったので使用者責任があるとの認定もあり得た。裁判所の勧めもあり和解の方針で対処した。結局人身傷害で慰謝料や休業損害が計算上では高額に及んだので、喧嘩に至った原因などもふまえ一方的な暴力でもなかったことから裁判所を通じて何回も金額の折り合いを図りながら請求額の3割でおさまった。会社側に有利な事情を拾い支払い能力を勘案して合意点を探っていった事案である。

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